あなたのコンプレックスは何ですか?
どうしても好きになれない短所はありますか?
自分に自信が持てないせいで、恋愛に臆病になっていませんか?
劣等感をこじらすと、前向きに考えるのが難しくなります。
場合によっては、彼女を作ることも難しくなってしまうかも。
コンプレックスを抱える男性は、女性にどう見られているのでしょうか。
劣等感の克服法とあわせて、一緒に考えてみましょう。
女性が見ているのはコンプレックスとの向き合い方
「顔が整っていない」
「太っている」
「身長が低い」
「頭髪が寂しい」
「恋愛経験がない」
などなど、コンプレックスにはさまざまなものがあります。
「これらの要素が足を引っぱって、自分は女性に距離を置かれてしまう」
そんなお悩みを聞けば、その心中には共感するところがあります。確かに、恋愛をする上で、これらの要素がプラスに働くことは多くないですよね。
でも、だからといって、これが原因で恋愛対象外になるとは限りません。
考えてみてください。
イケメンじゃないのにモテる男性っていませんか?
お腹ぽよぽよのおデブ男性に可愛い彼女がいることだった珍しくないですよね。
つまり、身体的な特徴などが人より劣っているからといって、彼女ができないわけではないのです。
コンプレックスを抱える男性を女性がどう見ているか?
重視しているのは、コンプレックスとの向き合い方です。
モテないのは、劣っているからではなく、劣等感にとらわれて必要以上にネガティブになっているから。
まずはこの消極的・悲観的な考え方を変えることから始めましょう。
「自分のコンプレックスは絶望的」?!
「考え方を変えましょう」と言われても、コンプレックスはどうしたって気になります。
いくら自分に言い聞かせても自分の短所はなくならない。どうしても自分がダメな人間に思えて、自信を失ってしまう……。
そういう状態はとてもつらいですよね。
でも、実際には、自分が思っているほど周りの人たちは気にしていない、なんてことも多いんですよね。
もしかすると、過去にひどいことを言われたトラウマがあって、みんなが自分をバカにしているように感じてしまうこともあるかもしれません。
でも、人それぞれ考え方が違うので、全員が同じ感想を持つことはありえません。
人より劣っているところがあったとしても、美しくない自分にウンザリしたとしても、あなたはそれだけの要素で成り立っているわけではありません。素晴らしいところだってたくさんあります。
……と言われて納得できたら苦労しませんよね。いくら頭でわかっていても、劣等感を克服するのは簡単ではありません。
先ほども言ったように、過去のトラウマでひどく傷ついていたら、痛みを感じずに笑っていることなんてできません。
ひどいことを言われたら、人を信じるのが怖くなります。二度と同じ思いをしたくない、そう思って当然です。
あるいは、実際に心無い会話を聞いてしまった場合。どうやって自信を持てというのか。
そんなとき「前向きに考えましょう」「自分に自信を持ちましょう」なんてアドバイスをもらっても、何の役にも立ちません。
でも、何もしないままでいたら、現状を変えることもできません。
まずは、つらい気持ちを和らげ、人生を楽しむためにできることを探しましょう。
コンプレックスを克服する方法5つ
傷ついた心を癒すには時間が必要です。もしかしたら今は出血を止めるための治療が必要なのかもしれません。心の傷には時間薬が効くこともあります。
ある程度、心の痛みが治まってきたら、今度はリハビリです。
例えば次のような方法で、自信を取り戻していきましょう。
1.自分の良いところに注目する
劣等感にとらわれているときは、自分の悪いところしか見えなくなっています。
まずは、いつもと違う見方をしてみましょう。
自分の性格、優しいところ、真面目に頑張っているところ、何でもいいので、これまでの自分をふり返って、肯定的な考え方を取り入れてみてください。
「できないこと」ではなく「できたこと」を数えていきましょう。
2.「でも」「どうせ」「だって」禁止
言葉には不思議な力があります。言霊とも言われますよね。
「どうせダメ」と思うと元気がなくなります。反対に「大丈夫、できる」と思うと、ちょっと勇気がわいてきます。
ネガティブな言葉ばかりを使っていると、それが習慣化して、行動まで後ろ向きになってしまいます。
だから、まずは自分の言葉を見直しましょう。
自分の行動にブレーキをかける「でも」「どうせ」「だって」をやめるだけでも、変化を感じられます。
口癖を変えることで、思考に変革を与えましょう。
3.「誰がそう言ったの?」と自問する
自分が劣っていると思ったとき、「誰がそう言ったの?」と自分に質問してみてください。
すると、結構な割合で「自分がそう思っていただけだった」ということがあります。
過去のトラウマ発言が原因となっていることはあるかもしれませんが、全員が全員、同じセリフを口にしているわけではないはずです。
自分で自分に「ダメだ」と呪いをかけているせいで、劣等感が大きくなっていることはよくあります。
4.人を見ない
人と比べてしまうのは人間の自然な心理です。だから「人と比べるな」といって簡単にやめられるものではありません。
でも、コンプレックスを抱えている人は、比較する時間が長すぎるのも確か。
だから、比較していることに気づいたら、他人を見るのをやめましょう。
常識や世間の声にとらわれないことも大事。
比べるのは「他人」でなく「過去の自分」。そうやって成長していくことで、コンプレックスを克服することができるようになります。
5.自分の価値観を大切にする
人の目が気になってしまうのは、他者の価値基準に影響を受けているからです。
そこに自分の軸はありません。だから、心が不安定になりやすくて、苦しくなってしまいます。
その状態から脱するためには、自分の価値基準を持つことが重要です。
他人がどう思うかではなく、自分がどう思うか。
好きなことに没頭したり、楽しいと思えること、幸せと感じる時間を大切にする中で、自分の軸を見つけていきましょう。
自分を変えようと前向きに頑張っている人は魅力的
コンプレックスを克服するのは簡単なことではありません。
でも、自分の難点を克服していこうと前向きに努力している姿はとても魅力的。
がんばっている人は応援したくなるし、自然と惹かれていくものです。
「どうせイケメンが好きなんだろ」
「俺のことバカにしてるんだろ」
そんな思いが芽生えたときは、ここに書いたことを思い出してみてください。
自分の良いところも悪いところもありのまま認めて、自分の心が喜ぶ状態を作りましょう。
そうすることで、あなたは素敵な人になれます。
少しずつ、できるところから始めていきましょう。
諦めないで、じっくり取り組んでいくことも大切です。