「自分の行動って他人からどう見られているんだろう?」
いくら考えても、その答えを知るのは難しいですよね。
周りの人に聞いたとしても、その人が本音を言ってくれるかどうかはわかりません。
むしろ本当のことは言ってもらえない可能性が高いです。人に指摘をするのはエネルギーを使うことだから。
じゃあ、もしも自分が勘違い行動をしていたらどうしたらいいのでしょうか?
- 実践で女性の反応を見て「あっ、間違えた」と気づく
- 友達と話していて「それはダメでしょ」と指摘される
- 相談した相手が苦虫をかみつぶすような顔をした
- テレビや雑誌の「勘違い男の行動特集」を見て気づく
こんなところでしょうか。
ネットにもこういった話題はたくさん出ています。目につくページを見てみると、「なるほど」「わかる」と思える指摘が多数。
でも、あれもダメこれもダメと言われると、見ている方はどんどん萎縮してしまいますよね。
そこで今回は、「勘違い行動」の理由を探りつつ、どうやってイケてる言動につなげるか考えてみましょう。
女性に痛いと思われている言動
痛々しいと思われる人の特徴は、次の2つに集約されます。
- 背伸びしすぎ
- 周りが見えていない
身の丈に合わないふるまいは、痛々しさが出てしまうんですよね。
さらに、「これがイケてる」と思い込んでいるために、相手の反応を見られなくなっていることもあります。
例をいくつか挙げてみましょう。
「女の子って○○好きだもんねー」主語が大きい&決めつけ
わかったふうな口をきいてしまうパターン。自分を大きく見せたいときに使いがちです。
女の子扱いされたい女性は多くいます。たとえ口では「そんな柄じゃない」と言っていても。
だから、「女の子らしいね」「女性らしくて素敵だね」と褒めてあげよう。
そんな意図が「女の子って○○好きだもんねー」には含まれているような気がします。
でも、決めつけられると、人は不快になるものです。これは男性も同じですよね?
この場合であれば、「女の子って○○好きな子多くない?」くらいの言い方にすると、決めつけがないので、不快感は弱まります。
できれば「女の子って」という言い方をやめて、「へぇ、○○が好きなんだー」「かわいいね」「似合うね」とコメントするのが素直に受け止めやすいと思います。
強引な男が好きなんでしょ?
好きでもない男性に強引に迫られたら、それはセクハラです。
相手が嫌がっているときは押さない。
相手が嫌がっていない、何なら抱かれてもいいかもと思っていそうなときは押す。
この見極めができればOK。難しいですけどね。
悪ぶる
本当に悪い人は、悪ぶらなくても悪い顔をしています。全身から黒さを醸し出しています。
一方、善良な人や凡人が悪ぶると、頑張っている感じが出て違和感があります。
不自然な人は、あまり魅力的ではありません。
ちょっとアブない男性が魅力的に見えるのは、悪ぶっているからではなく、その人の総合的なキャラクターが魅力的だからです。
キザなセリフを口にする
歯の浮くようなセリフを聞くと、鳥肌が立ちます。
これは男女関係ないのではないでしょうか。
先ほど言ったように、不自然な状態は心地よくありません。
変に気取らず、自分の素直な気持ちを伝えた方が、何倍も相手に伝わります。
下ネタで笑いを取っていると勘違い
下ネタを振って、女性がノリノリで答えてくれたとしても、内心では「キモっ」と思っているかもしれません。
下ネタで場を盛り上げられるのはコミュニケーション強者のみ。
悪ぶる、キザなセリフを言うのと同様、自分のキャラクターに合っていない言動は、どうしてもサムくなってしまいます。違和感がすごいから。
無理にウケを狙う必要はありません。自然体で話せる話題を楽しむこと、頑張らないことが大事です。
俺って意外とイケてると思っている
女性は相手に合わせて会話を盛り上げるのが上手です。男を勘違いさせて手のひらでコロコロ転がしている女性もいます。
そんな扱いを受ければ、勘違いするのも無理はありません。私も男性の立場だったらきっと勘違いします。
自分に自信を持つことはいいことです。でも、「俺ってイケてるかも」と浮つくのは、あまり好ましくありません。
ここから始まる勘違いこそが、ここまでに挙げた行動を生み出してしまうので、注意しましょう。
調子に乗っているときは、波にさらわれないように。
マニュアル通りのプレゼント
マニュアルを参考にするのは全然悪いことではありません。むしろ成功確率を高めるために使えば、とても役に立ちます。
では、何がいけないかと言うと、相手の気持ちを考えていないこと。
プレゼントが必ずしも喜ばれるとは限りません。
もしかしたら、相手は欲しくもないものを押し付けられて迷惑だと思っているかもしれません。女性がみんなサプライズ好きとも限りません。
相手が欲しがっているものは何か、反対に相手がいらないと思っているものは何か。
最適なタイミングで、最適なものを手渡すことが重要です。
大事なのは対話
言動が痛々しく見えてしまう原因は、背伸びしすぎなこと、周りが見えていないこと。
いろいろチャレンジするのは素晴らしいことですが、独りよがりになってしまっては、せっかくの頑張りが台無しです。
「こうすればモテる」という正解はありません。
人間は十人十色。人それぞれみんな違います。何が嬉しくて、何が嬉しくないのか、人によって正反対の受け止め方をされることもあります。
だから、大切なのは、相手をよく知ること。
そのために心がけたいのが対話です。
対話は、向かい合って話すこと。互いの価値観を理解して深め合うものです。
そうする過程で、相手のことも自分のことも、だんだんと見えるようになってきます。
しっかり相手と自分を見つめていれば、適切なふるまいがどんなものかもわかってくるはずです。
あやふやな精神論のようになってしまいましたが、こうした根っこの部分がその人の魅力を作っているのだと思います。
インスタントな正解を探すのではなく、じっくり人と向き合い、大切にすることが「モテ」につながっていくと私は考えています。
まとめ
「オレは大空へと飛び立つんだ!」
そう言って、ニワトリが羽をバタバタさせていたら、ちょっと切ない気持ちになりますよね。
「非モテ男子の勘違い」には、これと共通したところがあります。
その頑張りは応援したいけど、残念ながら君は飛べないんだよ……。
肉食鳥のタカやワシは強くてカッコいいですが、ニワトリにはニワトリの良さがあります。
- 背伸びしない
- 変に飾らない
- カッコつけない
- 頑張らない
- 無理しない
大切なのは、自分のいいところを知って、変な力を入れないこと。
どうすればモテるのか、「こんな男はNG」の情報に混乱してしまったとき、思い出してみてくださいね。